薩摩柘植を印材とした印鑑

薩摩柘植イメージ

印鑑に適している印材は何種類かありますが、その印材はけっして安いものばかりではありません。
そんな中でも、印材として適していながら、かつ比較的に低価格で購入できるのが、木材の柘植を印材としている印鑑です。
中でも薩摩産の柘植は最高級品として有名です。
薩摩柘植、薩摩本柘とも呼ばれています。

象牙と共に印材として古くから使われていたもので、広く普及しています。
薩摩柘植は木材を原料とした印材では最も繊維が密で、硬度も粘りもあり、押印にも適しています。
保管方法にさえ気をつけていれば長く使うことも可能になります。

薩摩柘植は江戸時代の島津斉彬公の頃、産業振興の一つとして育てられるようになりました。
従来からの古柘に改良を加え、優良な本柘を生み出し、主に櫛の材料として用いられていました。
これが薩摩柘植の始まりです。
材木としては適度に硬く、粘りがあり、変形や割れに強く、油に良くなじむといった特徴があります。
櫛の他にも、将棋の駒やそろばんの玉などにも使用されてきました。

現在は薩摩柘植のおよそ8割が印材として使われ、残りは日本髪用の櫛材にされています。
薩摩柘植を印材とした印鑑は、使用後に柔らかい布などで印面に残った朱肉を拭き取るのが基本になります。
朱肉には油分が含まれているので、長年使っているとそれが柘植に染み込み、木材を変質される怖れがあります。
変質した木材はもろくなるので、印影に欠けが生じるケースもあります。
日ごろからの朱肉を拭う習慣が印鑑を長持ちさせるちょっとしたコツになります。

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